Catalpa は日本語サイトの構築に適した静的サイトジェネレーターです。日本語組版処理の機能が組み込まれており、 和文 ・ 欧文混在の文章を綺麗にレイアウトすることができます。アプリケーションの実行には 64 ビット Windows が必要です。
${baseurl}
や ${siteurl}
が展開されるようになります。静的サイトジェネレーターに注目が集まる以前は、 コンテンツ管理システム (CMS) でウェブサイトを作成する方法が一般的でした。
世界で最も人気のあるウェブサイト構築用の CMS といえば間違いなく Word
静的サイトジェネレーターは (ウェブサーバー上ではなく) ローカル環境でウェブサイトを生成ツールです。出力したサイトコンテンツ一式 (HTML、 CSS、 Java
CMS とは異なりウェブサーバー上でプログラムを実行する必要がないので、 ウェブページの表示が速い、 プロバイダーの無料ホームページスペースでも簡単にウェブサイトを公開できる、 といった特徴があります。
世界中で多くの静的サイトジェネレーターが開発されており、 Jekyll、 Gatsby、 Hexo といったソフトウェアが人気を博しています。
すばらしい静的サイトジェネレーターが多数あるにも関わらず、 なぜ、 Catalpa という新たな静的サイトジェネレーターを開発する必要があったのでしょうか?
それは、 既存の静的サイトジェネレーターほぼすべてが外国製であり、 日本語組版処理に弱点があることが分かったからです。きちんと日本語組版処理ができる静的サイトジェネレーターを作りたいという思いから Catalpa の開発に着手しました。
また、 既存の静的サイトジェネレーターはコマンドラインで操作するものや、 プログラミング言語の開発環境やパッケージシステムを使って環境を構築するものが多く、 プログラミング経験のない人にとっては導入が難しいのではないかと感じました。
そこで、 Catalpa では ZIP ファイルを展開するだけで使い始められる、 GUI で操作できる、 といった静的サイトジェネレーター導入の敷居を下げることにもこだわりました。
HTML や CSS を書かなくても Markdown だけでウェブページを作成できる、 これが Catalpa の基本的なコンセプトです。といっても、 HTML や CSS の使用が制限されているわけではないので、 上級者は HTML や CSS を直接書いてウェブページのレイアウトや装飾を細かく調整することもできます。
理論的にはどのようなウェブページも Catalpa で作成することができます。「HTML 手書きなら実現できるのに Catalpa の制約のせいでできない」 そのようなことは 1 つもありません。